チカキモノカキ

北方区民体育大会

開催時期:10月23日(予定)
特徴:地域の人たちでつくる運動会

 本郷町上北方にある「北方グラウンド・ゴルフ場」を会場として、北方地区の人たち140人ほどが参加する体育大会が開催されます。
 このイベントは、運動を通して地域の人たちの交流を深めようという思いで、60年以上も前から開催されています。
 昔は北方小学校の運動会の後で開催し、市民体育大会の選考も兼ねていましたが、廃校になったのを機に北方グラウンド・ゴルフ場に場所を変え、種目も変更されたようです。 

みんなが楽しめる体育大会を

 競技は4つの地区に分かれた対抗戦ですが、幼児から90代まで幅広い年齢層が参加するため、どの年代でも楽しめる競技も行われます。
 毎年、春頃に地区役員の人たちが集まって今年の競技などを決める会合が開かれており、「この地区の人は地域の施設を大切に使おう、活かそう、という人が多いので、運動会にも積極的に関わり、意見をしてくれます」と事務局の加村さんは教えてくださいました。

芝生の広場を活用

 例年ではパン食い競争やグラウンド・ゴルフ、輪投げやストラックアウトがおこなわれていますが、芝生の柔らかさを生かしたでんぐり返り競争はこの会場ならではの競技で、小さい子どもたちも嬉しそうに参加するそうです。
 また、グラウンド・ゴルフ場を会場としているだけに、最長飛距離を競うドライビングコンテストや、ホールインワン競争も競技種目に入っています。
 競技以外にも、初心者向けにグラウンド・ゴルフのルールとテクニックを教わる教習ラウンドが行われていて、地域ぐるみでグラウンド・ゴルフに親しんでいるのが伝わります。

北方地区の元気の源は?

 市民体育大会の実行委員は町内会長を含めて40人以上。
参加者が140人程度なので、実に参加者の約3人に1人が積極的に運動会に関わっています。
 実行委員は一ヶ月前から準備を始め、体育大会を通して、地域の関わりも深くなります。「地域のご高齢の方と話をしていると、実はこれが得意、や、こんなこと知っているという方も多いんです。関わりの中でこちらが支えるだけではなく、教えてもらうことも多い。それを活かしていきたいです」と安広さんは話されました。

お話を伺った北方連合会会長 安広さん(左)と北方区民体育大会事務局 加村さん

広報みはら2022年9月号「未来へつなぐ大切な祭」掲載

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西本ちか

西本ちか

コツコツ、マイペース

山口県岩国市出身。2005年に三原の旦那さんとこに嫁いで普段は着物屋の嫁をしております。好きなものは着物、漫画。最近の趣味は図書館で本の装丁を見ること、工芸に触れること

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