おしゃれに進化する老舗は暮らしをちょっと幸せにする
JR三原駅を北口へと進み、右手に堀と石垣を見ながら隆景広場に出ると正面に創業明治38年の「お茶の平野園」の和モダンな建物が見える。
店内に入ると、オシャレなアイテムが並ぶ。急須や湯呑み、銘々皿、和雑貨、お茶菓子、お香・・・そして溢れんばかりのお茶。雑貨屋のようなお茶屋、それともお茶屋のような雑貨屋か。雑貨好きが訪れるとしばらくは店から出られないだろう。
もちろん、創業百余年のお茶屋なので、煎茶のほか各種のお茶、2階には茶道具、掛け軸、花入も揃っている。それに加えて、フレーバーティーや粉末の抹茶ラテ、ほうじ茶ラテもある。
三原城址が見えるカウンター席では日本茶カフェメニューが提供されており、抹茶ラテなどのイマドキメニューから本格的な抹茶がいただける。テイクアウトメニューもあり、日本茶の文化に気軽に触れることができる。
最近では100周年記念の企画で、地元のパン屋「オギロパン」の人気商品「しゃりしゃりパン」とのコラボ商品「抹茶しゃりしゃりパン」を期間限定で販売。また、地元洋菓子店「パティスリーコグマヤ」とは濃茶用の抹茶を使った「抹茶のフィナンシェ」を販売するなど、常に新しいことに取り組んでいる目の離せない老舗だ。
大切な人へのプレゼントや自分へのご褒美を探すなら、ぜひ、お茶と雑貨を組み合わせて。味覚と嗅覚と心に残るプレゼントになるだろう。
お茶選びに困ったら、お店の人に声をかけよう。食後や午後のひとときなど飲みたいシチュエーションや好みを伝えると、ぴったりのお茶を選んでくれる。
お茶の平野園 〒723-0062 広島県三原市本町1-2-12平野園ビル tel: 0848-64-7235 営業時間:10:00〜17:30 定休日:日曜・祝祭日 公式サイト Instagram @hiranoen_mihara Facebook