11月28日まで、カフェロンドでは三原市在住の画家佐々木高信さんの個展をやっている。
芸術に関わって生きてきたわけではない店主には、それがどれほどスゴいことなのか、いろいろ学ぶにつれ分かってきたことなのだが、佐々木さんは、東京藝術大学大学院を出ておられて、現在、画家としての活動はもちろん、芸術の道を志す若者たちを導く予備校を三原市で運営されている。
私が運営しているカフェロンドは、かつては画廊喫茶ロンドであったが、その時からのご縁で、カフェロンドにおいても、毎年個展をやってくださっている。
抽象、具象、いろんな作品があるが、佐々木さんの作品は、いつもワクワクする、何かを持っている。
あるお客様のことば。
「何か、心に訴えかけるものがある」
そういう感想を抱かせる作品というのは、何を描いているのかとか、どんな豪華な額に収まっているのかとか、分かるとか、分からないとか、そんなことがどうでもよくなるところへ私たちを連れていく。
今年の展示では、変形する布、変形する紙コップ、変形する紙粘土、を描いている。
とにかく、カッコ良い空間になっている。
佐々木さんの人柄は、まるく、優しい。
でも、芸術について語る佐々木さんは、熱く、毅然としている。いろんなことを教えてくださるので、店主の文化芸術に対する意識も、時々間違いながらも成長している。たぶん。
三原市に、こういう素晴らしい芸術家がいることは、宝です。
佐々木高信展
カフェロンド
11/28(日)まで。
ウナ セラ ディ ロンド 店で流している音楽のこと、個展やライブのこと、 店主のこだわってないようで実はこだわっていそうな日々のこと。 ある夜のカフェロンドからお届けします。 カフェロンド @caferondo_mihara Facebook