健康が基本 私自身も教室の皆さんもの健康な生活を守る為
「現在は公民館主催講座等で、四ヶ所生徒さんと楽しくストレッチしています」とほほえむ。軽快な音楽と共に、背骨が一本ずつ持ち上げられるように、また生徒さんの様子を見ながら声をかける。
すらりと伸びた四肢に、「食事習慣は」と尋ねると、「朝は必ず、みそ汁と納豆、豆乳で、昼はスタミナ食の天ぷらとか、肉類のボリュームのある物。夕はお腹がすかない程度の軽いもの」と、さすがにアンチエイジングです。
三人の子どもさんを育てあげ、今はご主人と犬三匹。
人生の節目
30代の時、子どもさんと通っていたジャズダンスの教室が楽しくてインストラクターの道に進みましたが、60歳で大きな節目があり、愛知県の豊橋市から三原に移り、仕事場も変わったけど、30年以上続けていた生活をこの地でも続けるとは思われなかったそうだ。
笑いは心を和ませ、心身の健康の潤滑油
「家では、お笑い番組を観て笑い、脳トレの為けん玉をしています」と正に健康志向の生活
心にゆとりを持って生きる
「今でも、そしてこれからも出来る事を丁寧にこつこつ焦らず暮らしてゆこうと思う」と一言。
それを聞いて、以前、永六輔さんが「そよ風のように旅をすればいいよ」と言われていたのを思い出した。正に心にゆとりを持って生きる事、そのままだ。
「芸能人ではどなたのファンですか」の問いに、「高橋一生いいよね」とはにかんだ様子。
「広島に来てカープのファンになったけど、選手というより人と人の力、一位を諦めず応援しているひたむきな皆さんが好き」と、人柄が表れている回答だ。
また、今年は不調なカープに対して「二位、三位ではだめでしょうか」と蓮舫節で笑ってみせた。
別れる時も出会う時も感謝
「自分が輝ける場所があり、時があり、人との出会いがある。その事は、本当に幸せな事と感じている」と先生ならではの言葉だ。
自分の気持ちを癒してくれると言われる瀬戸の島々が見渡せる幸崎への道をオレンジ色の愛車でドライブされている先生は素敵だ。
文:平田忍
この記事は、2020年3月発行の「シニアNOWNOW Vol.2」に掲載したものです。