ウナ セラ ディ ロンド

ひまわり

私は被爆3世である。
二十代の頃、海外に行くと、「ヒロシマ」から来たというインパクトは、「トウキョウ」や、「キョウト」よりも大きく、しかも祖父が被爆者だと言った日には、ちょっとザワつく。
日本代表するやつ来たぞ、みたいな。

ヨーロッパでも、アメリカでも、アジアでも同じ反応を体験した。
そんな体験をしてはじめて、自分が歴史の中で置かれている役割に気づき、それまでの能天気な人生を恥じたものだった。

昨年、賛同してくださる方々のおかげで、ずっと温めてきた、平和について考えるイベントをやるはずだった。
しかし、コロナ感染状況の悪化により、中止に。
今年は形を変えて、なんとかやってみよう。そう計画を練っていたところに、飛び込んできた戦争のニュース。

何ということだろう。

しかし、ヒロシマという地に根づいている、何があっても戦争はやっちゃだめなんだよ!という声は、私の想像以上に大きく広く、この三原の地でも拡がっている。

いろんなことに対して、バランスを取ったほうが賢くて、センスがあると思えることが多いけど、このような、武力攻撃というものに対しては、どんな理由があろうと、ぜーーーーったいにやっちゃだめなんだよ!と、声を上げても良いんじゃないかな。
せめて、「ヒロシマ」からはそんな声を上げても良いんじゃないかな。
と言う割に、ロンドの反戦は、地味でわかりにくいが、本人は気持ちを込めて、願いを込めて、やってます。
準パブリックな場所としては、こんなもんかな。

4/9に、リージョンプラザで、映画「ひまわり」の上映があるそうだ。
ひまわりのサウンドトラックでも流してみようかな、そんなウナ・セラ・ディロンドなのであった。

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店で流している音楽のこと、個展やライブのこと、
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